背の低い雲を見る理由
1.降水形成過程が面白い
おそらく温かい雨のプロセスで雨滴が形成されていると思われるが、どのようにして雨滴になるのか不明。海洋性の雲の場合は雲粒が大きいので併合過程に都合が良いと言われる。東京で背の低い雲ができる場合は、海洋性の粒径が大きい雲(海から侵入している雲、低気圧の通過後凝結核が少ない状況で発生した雲であることが考えられる。
2.地上降水量に寄与する
地表付近にある雲はおそらく大きな雨を降らせるシステムとは異なるが、主な雨を降らせる雲の降水量を増やす働きをしていると考えられる。
T2208
8/13
関東地方;体制(自宅待機)
東北地方;前線が停滞し雨が続く【T2208による水蒸気供給】
T2215
2022年9月
23日夜:名古屋警戒態勢
24日未明:名古屋非常態勢
24日夕方:体制解除
【参考】静岡で土砂災害など↓
調査の中間報告
Dmが小さいにもかかわらず、地上雨量が大きい事例があった。(2015年6月9日)
レーダ雨量は過小評価傾向であった。
天気図から、前線上に発達した小低気圧による降雨であった。
☆描画範囲は限定すること。
レーダ雨量が小さい理由について考察すること。
perl技 dias fileを抽出する
〇対象ファイルをカレントに出力することがポイント
#!/usr/bin/perl
use File::Basename;
use strict;
my @files=`tar tvf files.tar`;chomp @files;
foreach my $tf(@files){
my @dum=split(/\s+/,$tf);
my $n=0;
foreach my $dum(@dum){print "$n $dum\n";$n++;}
my $ttf=$dum[5];
my $bf=basename($ttf);
$bf=~/.gz$//;
print"tf=$ttf bf=$bf\n";
system"gunzip $ttf -c >$bf";
}
考察:予測について
○質問の仕方も大切:
EXT6:3時間で低下する
MSM39:次の発達を予測する。
どこまで予測できるか?
長期間を予測しようと思うならば、予測は外からつなぐ必要がある。
ZR法改善のための考察
・DMで判断する方法は提案済み←ただし、広い粒径分布がある場合について、全体の改善にかかる研究
・RKdp法が用いることができれば、RKdpが最も精度が高い
・利用できない場合に精度向上を図ることが大切
・精度評価は1分ごとには実施できない。10分1㎜であれば最低6㎜/時、0.5㎜バケツでは3㎜/時
・合わせたいのは1㎜/時(0.5~2.5㎜/時)
↑したがって、時間雨量で考察する。
↑1時間での雲の変化を考慮する←0.5㎜バケツを使う場合でも1時間に2回しか転倒しない。←毎分0.017㎜の雨が降る場合と10分で1㎜の雨が降る場合とを分ける←意外と強い雨は少ない(かもしれない)
・Bβを変更するためのカギ←粒径を代表させるもの←観測値を見直す
1.DM(提案済みの手法;ZDRから計算)
2.ドップラ速度
3.Φdp
4.pvm,phm
5.ρhv
☆合わせたい←目標を整理すること。一番利用されるのが10分とするならば10分雨量の精度を改善することが重要。
↑10分雨量については評価方法を変える必要がある。
【目標】
・累加雨量を合わせることが目標であれば、1時間雨量の評価でもよい→1時間雨量の改善が目標
・10分雨量を計算に用いており、10分レーダ雨量を改善するのであれば10分雨量の改善方法と評価法を提案すべき。→10分雨量の改善が目標/1時間雨量を改善したことにより10分雨量の改善を評価